社労士受験生の皆さん、こんにちは。
ユーキャンの得点データから受験者全体データの推測をしてみたいと思います。
今回は厚生年金です。
↓ユーキャンの平成28年ライン予想はコチラ↓

↓ユーキャンの平成28年得点データはコチラ↓

↓選択式の各科目の救済可能性の検証はコチラから※下線をクリック↓
【選択式】TACとユーキャンのデータ比較
TACとユーキャンの選択式平均点と正解率を比較すると次のようになっています。
流石に無勉層にとっての天敵である厚年だけあって、ユーキャンデータでは確実に点数を下げてきています。
問題内容的には、数字問題がないこと、20択であることがポイントになります。
今年は数字の問題がないという点は、無勉層の点数の押し上げ要因となります。
しかし、それを上回る押し下げ要因となるのが20択です。
厚年の20択問題は、過去の実績で、平成20年以降5回中4回で救済が発動するほどで、20択であることの影響は想像以上に大きいです。
Bはスクール層からして得点が難しく、特にAとCはユーキャン層が数字を落としていますので、無勉層はさらに壊滅的な得点状況にあると思われます。Cに至っては20%とグルーピングした場合の確率点を下回る低さで、グルーピング、何それおいしいの?状態であったことを示唆しています。
おそらく無勉層にとってはABCは壊滅状態で、2点取るのが精一杯、1点が普通という状況であったと思われます。
スクールデータやユーキャンデータを参考に、全体データを推測したいと思います。
【厚年】平均点・得点分布の全体データを推測
平均点の全体データは、TAC3.2点からユーキャン2.7点への落ち方をそのまま延長線で伸ばすと、2.3点台前後になるのではないでしょうか。
そして問題内容やスクールデータをみると、昨年よりはデータはちょっと上向きにはなりそうです。昨年のデータは以下の通りになってます。
昨年の全体データの平均点は開示資料では端数処理されて2.3点となっていますが、実際は2.26点です。
仮に昨年に比べ0.6点程度あがって2.32点とした場合の得点分布の推測は、問題別の正答率などを踏まえると次の通りです。
表は仮に受験者100人とした場合の数値になっています。
推測値は、2点以下割合50%以上、かつ、1点以下割合30%以上を満たしています。
ただ、労一、健保ほどには救済基準を楽々突破とはならないと思います。超えるとしてギリギリ超えるくらいでしょう。それほど、1点以下割合30%以上の壁は高いです。
Twitterでも呟きましたが、救済基準「1点以下30%以上」は廃止や数字の引き下げを検討した方がよいのではないでしょうか。極論すれば、2点90%,1点10%だと救済無しで90%切られる、2点0%,1点50%だと救済あっても誰も救われない、となるとなんのための補正なのかという話になります。
参入障壁を高めて既得権を守るためにやっているということであれば、同意はできなくても意図は理解できるのですが、単に前例踏襲(変えると昔の過ちを認めることになるという気質)でこの基準のままにしているだけという気がするので、よく議論をして頂きたいところであります。
と、話は逸れましたが、本題に戻すと、厚年は救済される可能性は高いと思いますが、鉄板ではないという結論になります。
頭差の中に、厚年、雇用、社一の3科目がいる感じですね。
ドキドキしながら結果を待つということになりそうです。
次回は、健保の全体データについて推測します。
↓社労士試験に役立つ情報はコチラからもどうぞ↓
【ご案内】ブログ人気ランキング(アウト)1位のご報告
末筆になりますが、9月28日(水)17:00時点で社労士試験ブログ人気ランキング(アウト)で1位になることができました。今年の8月1日にこのブログを開設し8月11日からランキングに参加させて頂きましたが初めてのことです。これも多くの方にご覧頂けているおかげです。この場で感謝申し上げます。
これからも皆様のお役に立つ情報を発信できるように精進して参ります。
独学合格をご検討の方はコチラもどうぞ!
