社労士受験生の皆さん、こんにちは。
ユーキャンの得点データから受験者全体データの推測をしてみたいと思います。
今回は雇用保険です。
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【選択式】TACとユーキャンのデータ比較
TACとユーキャンの選択式平均点と正解率を比較すると次のようになっています。
・・・TACに比べてあまり下がっていませんね。
平均点も正解率も大きな差はありません。雇用保険はスクール層と無勉層であまり差がつかなたかったのでしょうか。もちろんユーキャン層が大健闘したという可能性もありますが。
無勉層は雇用が苦手という通例がありましたが、今回は当てはまらないのかもしれません。確かに問題内容的にも無勉層の弱点属性である改正と数字がないですからね・・・
スクールデータやユーキャンデータを参考に、全体データを推測したいと思います。
【雇用】平均点・得点分布の全体データを推測
平均点の全体データはユーキャンデータ(2.62点)をやや下回ると考えると、全体データでは2.5点以下にはなるでしょう。
仮に2.30点とした場合、かなり低めの平均点となりますが、スクール層のボリュームゾーンが3点(TAC30%)であることを考えると、受験者全体のボリュームゾーンは2点と推測されます。以下イメージです。
これらを踏まえて受験者全体の得点分布及び平均点を推測すると以下の通りになります。
表は仮に受験者100人とした場合の数値になっています。
推測値は、2点以下割合50%以上はクリアしますが、1点以下割合30%以上は満たせません。
平均点としては低いが、スクール層も無勉層も4点以上や1点以下が少なく、2点、3点がボリュームゾーンになる◆ひし形◆の得点分布ということもかもしれません。
このパターンは昨年の労災保険と同じですね。
とすれば、結果、昨年の労災と同じくギリギリ救済されないというパターンになるかも知れません。
とはいえ、雇用保険は、択一合格ラインにある方でも2点という方が少なくないので、どうにか救済発動を願いたいものです。
救済発動ラインのボーダー上であることは間違いないので可能性は十分残されています。
健保が救済されて、雇保が救済されないというのはこの試験に対する不信感を生み出しかねませんので。
現状の救済基準は、本文で「2点以下割合50%以上を救済するよ」、ただし書きで「でも1点以下割合30%以上でないとダメ」という書き方になっています。
ということは、「2点以下割合50%以上」なら殆どの場合に救済されて、かなり限定的な場面で救済されない、という状況であるべきだと思いますが、実際は「1点以下割合30%以上」を超えるかどうかが全てで、「2点以下割合50%以上」が有名無実化しています。
「1点以下割合30%以上」ならほぼ100%「2点以下割合50%以上」もクリアしているし、反対に「2点以下割合50%以上」であっても結構な確率で「1点以下割合30%以上」をクリアできない状況があります。
本来は例外扱いの「ただし書き」が実質的な救済基準になっている現状について見直しを検討頂きたいものです。
次回は、厚生年金保険の全体データについて推測します。
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