社労士受験生の皆さん、こんにちは。
ユーキャンの得点データから受験者全体データの推測をしてみたいと思います。
今回は国民年金です。
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【選択式】TACとユーキャンのデータ比較
TACとユーキャンの選択式平均点と正解率を比較すると次のようになっています。
ユーキャンデータの赤字部分は、平均点、正解率についてTACに比べ低下幅が大きかったものです。
TACデータに比べてユーキャンデータは無勉層寄りのため、数字の差違から全体データを推し量ることができます。
労働科目には大きな差はなく、社会保険科目には大きな差が見受けられます。例年通り、無勉層は社会保険科目に弱いということですね。
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一番低下幅が大きかった科目は「国年」で、平均点で-1.2点、正解率はDEでそれぞれ-50%です。ユーキャンはDEの数字がノーマークだったことが原因ですが、細かいといえば細かい改正でもありますので、真正無勉層の方々も同様の得点状況ではないでしょうか。
国年は過去の救済実績から社会保険四天王の中で最弱・・・といわれてきましたが、5年ぶりの救済発動となるのでしょうか。
スクールデータやユーキャンデータを参考に、全体データを推測したいと思います。
【国年】平均点・得点分布の全体データを推測
平均点の全体データはユーキャンデータ(2.77点)をやや下回ると考えると、全体データでは2.7点以下にはなるでしょう。
仮に2.65点とした場合、スクール層のボリュームゾーンが5点(TAC43%)であることを考えると、2点以下の割合が相当程度ないと平均点2.65点にはなりません。
あわせて、問題内容的にもABは対応可能ですが、BCDは数字と改正で無勉層にはきつそうです。
となると、無勉層ひいては受験者全体のボリュームゾーンは2点と思われます。
これらを踏まえて受験者全体の得点分布及び平均点を推測すると以下の通りになります。
表は仮に受験者100人とした場合の数値になっています。
推測値は、2点以下割合50%以上はクリアしますが、1点以下割合30%以上は満たません。
無勉層でもどにか2点は取れるということですね。
結果、去年と同じくギリギリ救済されないというパターンになりそうです。
原則の救済基準を満たさなくても追加補正の特例があった時代は、無勉層の破壊力単体の出力で救済発動となることもありました。
しかし、原則の救済基準を粛々と機械的に適用する現在では、1点以下割合30%以上をクリアするためには、無勉層の破壊力のみでは足りず、スクール層でも1点以下割合が10%程度が必要条件となるのではないでしょうか。
その意味でいうと、TACの1点以下割合は5%なので、さすがの無勉層の破壊力をもっても30%の壁を突き破るのは難しそうです。
とはいえ、国年は、択一合格ラインにある方であれば難なく3点確保できる内容ですので、国年待ちの方は殆どいないでしょう。
このサイトにも「労一救済」「雇用救済」「厚年救済」で検索して来られる方はかなり多いですが、「国年救済」というのは1件くらいしかありません。
国年に救済が入ってもまさに誰得状態になるわけですねw
次回は、雇用保険の全体データについて推測します。
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