社労士受験生のみなさん、こんにちは。
今回は、救済レースの二番手集団の先頭を走り、先頭ランナーの労一を追う雇用保険の救済について検証したいと思います。
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まずは雇用保険の過去の救済実績についてみてみましょう。
【雇用保険】過去の救済実績
過去の救済実績は3回と少なめです。
これは他の科目に比べ定番の論点が出やすく、数字と改正に強いスクール層にとっては5点を狙える易しい問題が多く、数字と改正に弱い無勉層が多少平均点を押し下げても救済基準に引っかかることがなかったことが要因です。
しかし、主語を読み間違うとスクール層でも3点確保が難しかった平成25年には救済が発動するなど、スクール層にとって難しい問題が出題されると救済が可能性がグンと高まるのが雇用保険法です。
平成27年のスクール層と受験者全体のデータ比較
平成27年においては救済の発動はしなかったですが、無勉層が大きく点数を押し下げていることが分かります。
平均点は3.9点→2.8点となっており、▲1.1点は昨年の科目の中で最大の下げ幅となっています。
また、1点以下は6%→20%、2点以下は13%→41%であり、もう1空欄難しい問題が出題されていたら、下手すれば救済が発動した可能性があるほどです。
出題内容が近年改正と数字の組合せでしたので、スクール層は大量得点、無勉層は壊滅状態だったのでしょう。
では、今年はどれくらいの乖離が想定されるのでしょうか。
平成28年スクールデータからの乖離の考察
平成28年は目的条文などからの出題で数字の問題がなかった点では、無勉層の平均点の押し上げ要因となります。目的条文は救済されないというのは都市伝説ですからねww
ただ、問題の性質は、数字でこそありませんが「知らなきゃ解けない」問題がほとんどです。
Bについては文章読解が効くので無勉層も取れそうですが、ACDEについては、選択肢の紛らわしさも手伝って文章読解は通用せず、無勉層が対応できる可能性はかなり低いでしょう。
今年はスクール層の平均点も低いため昨年ほどの大きな乖離はないでしょうが、スクール層の低い点数を無勉層がさらに押し下げる結果、労一に次いで十分救済基準に該当する可能性が高いと予測されます。
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