社労士試験 平成30年(2018年) 合格ライン&救済予想まとめ②平均点

合格ライン予想

社会保険労務士試験の受験生の方、こんにちは。

本試験終了から10日ほどたち、各スクールの平均点も落ち着き始めております。
今後、TAC、大原、ユーキャンなどを中心にまとめていきます。

各スクールの平均点の特性

スクールごとに「層」の違いがあります。
各スクールのデータをみて、合格ライン予想をする際はその辺の考慮が必要です。

TAC・大原→平均点は主に択一式高得点層(=スクール層)のデータになり、受験者全体より高めに出る傾向があります。

ユーキャン→平均点は主に択一式低得点層(=無勉層)のデータになり、スクール層のデータより低めに出る傾向があります。

受験者全体の中では無勉層が圧倒的多数を占めますので、ユーキャンデータが実際の受験生全体の平均点に最も近いといわれています。

【選択式】平均点まとめ

TACとユーキャン、そして、本試験のデータです。

平成28年・29年の赤字の科目補正科目です。

TAC平均点による救済の可能性はざっくりとした目安では、次の通りとなります。
■3点台後半以上→ほぼ救済なし
3点台前半→救済の可能性は低い
2点台後半→救済の可能性がある(だだし無勉層次第)
2点台前半→救済の可能性が高い

平成30年はTACの平均点だけでみれば、救済の可能性があるのは「国年」のみになります。

しかし、平均点は予想する上での目安でしかありません。

救済が発動するかどうかは得点分布のルール1点以下30%以上、2点以下50%以上」に該当するかにかかっています。

極論すれば、受験生全員がみんな2点とって平均2.0点→救済なしということです。

救済ルールについて詳しくはコチラから

【選択式】空欄別の正解率まとめ(TAC)

空欄別にみて正解率50%を切っている問題は難問、ということで赤字にしています。

TAC空欄別正解率による救済の可能性はざっくりとした目安では、次の通りとなります。

■50%を切る空欄が1つもない科目→救済の可能性はほぼない
■50%を切る空欄が1つある科目→救済の可能性がなくはない(無勉層次第)
■50%を切る空欄が2つある科目→救済の可能性がある(無勉層次第)
■50%を切る空欄が3つ以上ある科目(28年労働一般常識)→救済ほぼ確定

平成30年では、労一、国年が「2つ」あります。

ほか、労基・安衛、労災、社一も「1つ」あります。

選択式の今年の特徴としては、去年の健保のように基準点割れ科目が集中するのではなく、満遍なくバラけている感じです。
去年は「君、健保?僕も!」「私も健保!」という感じでしたが、今年は「君は労一?僕は国年」「私は社一」という感じです。

各科目の救済の可能性は、今後触れていきます。

ただ、細かいデータをみるまでもなく、国民年金は救済入りそうですね。

問題の内容的に、受験生の半分を占める無勉層の方々にとっては、どの空欄も正解率4分の1でしょう。

最後の科目で、早起きの影響でウトウトしはじめて、かつ、選択肢の語句も長くて、途中で読むのをやめた可能性もあるくらいですw

とすれば、受験生の半分は確率点の1.25点しかとれていないと思われます。さらにDEの入れ間違いも考えると、1.1点くらいでしょうか。

TAC平均の2.8点と中和すると、平均点1.95点になるので、ほぼ確定かと思われます。ただの勘ですけどw

一方で、他の労一、社一、厚年、あたりは、ギリギリ1点以下30%以上に届くかどうかの瀬戸際ではないでしょうか。

【択一式】平均点まとめ

TACとユーキャン、本試験の平均点の推移です。

大体は、同じような上げ下げの状況になっています。

ただ、2017年はユーキャンがバク上げされています。
これは抽出対象が変わって、それまで紙とネットで集計していたのが、ネット集計オンリーになった影響といわれています。
ネット集計の結果は、もやはユーキャン層とはいえないのではないか、という気がしますね。

さて、今年の数字です。

TACでは44.2点で、去年よりも0.2点上がっています

個数問題が増加(3問→7問)した割には、平均点が上がりました

と思ったら、9/7日時点で-0.2点になってますねw

ただ、受験者全体としては、点数は下がるという見方ができます。
平成28(2016)年も、個数が7問出題されましたが、TACの下がり幅以上に基準点は下がっていましたからね。

個数問題が初めて登場したのが平成26年。

当初は、スクール層もガチンコ勝負を挑んでいたわけですが、今では、スクールから「飛ばすように!」と口を酸っぱくしていわれて、スルースキルが身についています。なので、スクール層のデータでは、あまり影響していないのではないかと思います。

一方で、無勉・独学層は「個数はスルー」というテクニックを知らないので、ガチンコ勝負を挑んだ末、その問題は落とすし、時間とスタミナをロスして、後半の問題がほとんど当てずっぽうになる→全滅状態という状態のままと思われます。

したがって、無勉・独学層を含む全体データについては、個数問題増加の影響が出る→平均点下がるの構図になると、思います。

こちらの試験前の記事で今年はやや難しくなって、基準点が下がるのでは、と予想しましたが、どうなるでしょうか。

択一式の合格基準点は、受験者全体の平均点に連動することになります。

昨年以上にはならないんではないではないかと。

基準点変動について詳しくはコチラから

 

今回のまとめ

■TACのデータは高めに、ユーキャンは低めにでる傾向

■選択は、国年>労一

■択一は、昨年以上にはならない。43点くらいか。

 

次は「大原ライン予想」についてまとめます。

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