社労士試験の受験者数。コロナで減る?

みなさん、こんにちは。

本日は5月24日。
令和2年度の社労士試験の申込期限が迫っています。

一時期は実施自体が危ぶまれた試験ですが、緊急事態宣言の解除が見込まれ、コロナの状況も収まりつつあり、実施の可能性が高まってきたように感じます。

もちろん、日程の変更の可能性もゼロではありませんが、大学などの会場の押さえなどを考えると、簡単ではないでしょう。
そもそも国家試験が夏に集中するのは、大学が夏休みで会場を押さえやすいから、という面があります。

感染防止策をしっかりととられた中での実施をお願いしたいところです。

記念受験組が減る?

さて、このコロナショックの状況が試験に与える影響を考えてみます。

まず、申込者数や受験者数です。

これは減る可能性が高いです。

平年でも、ここ数年、微減傾向が続いてきた受験者数ですが、コロナの影響で、さらに減少すると思われます。

減少の理由としては、以下のような事情で、受験されない方が一定程度いると考えられるためです。

  • 4月~5月の申し込み期間中、緊急事態宣言下に置かれており、行動制限がかかったことから申し込み手続きが諦める
  • ちゃんと感染防止対策が取られた上で試験が実施されるのか心配、という理由で受験を見送る
  • 不安定な状況で学習に身が入らず、学力的な問題で断念する

それでは、受験者数が減少するとした場合、それは、試験の合格率や難易度にどういった影響を与えるでしょうか?

受験者数の減少が合格率や難易度に与える影響

結論としては、例年に比べ、合格することが難しくなる可能性があります。

いわゆる、記念受験組が減って、本気の受験生が多い母集団になるためです。

例年、記念受験組、いわゆる無勉層、といわれる層が、社労士試験の合格基準点に多大な影響を及ぼしてきました。
例年、4万人弱の受験者数のうち、半数は無勉層、という調べ(当社)もあります。

合格基準点の考えかたをおさらいすると

  • 選択式(各科目)→その年の得点分布で補正(救済)がきまる
  • 択一式(総合点)→前年の平均点とその年の平均点の差の分、合格点も変動

で決まります。

例年、記念受験組が、選択式の得点分布や択一式の平均点を押し下げて、「合格しやすくなる」状況があったわけです。

しかし、本年、記念受験組が減ると、押し下げ効果が弱まり、合格基準点が例年よりも厳しいものになる可能性はあります。

しかしチャンスでもある

と、同時に、今年は、年間通じて勉強を続けることが、例年以上に、非常に難しい状況にあったと思われます。

そのような中、最後まで、気持ちを切らさずに勉強を続けてきた方は、本気勢の中でも一つ頭の抜けた状態になっていると思われます。

さらに、択一式49点以上、選択式で全科目3点以上を突破すれば、相手に関係なく、合格は確実です。

最後は自分との戦い、という定番のオチで恐縮ですが、あと3か月弱、ぜひ頑張ってください。

 

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