【社労士】択一式49点を取るための時間配分3つのポイント【時間配分】

本試験当日のテクニック

社会保険労務士試験受験生の皆さん、こんにちは。

いつも御覧頂いている皆様方のお陰を持ちまして、ブログ開設から4年が経とうとしています。(4年前の最初の拙い記事はコチラです)

ブログ開設当初、「最初はPV数なんてごくわずか」「PV数なんて気にしないで、コツコツ更新することが大事」「半年続けていれば必ず結果がでる」という初心者向けの記事を信じて、途中で挫折しそうになりながらもどうにか続けてきました。

今振り返ると本当にその通りだと僕は思いました(作文調)

これは完全に勉強も同じで、最初は結果がでなくてもコツコツ続けることが大事で、続けることが難しくて、それを乗り越えると結果がでるということですね。

以上、極々自然な流れでの自分語りはこれまでにして、本題に入ります。

前回の記事で、社会保険労務士試験を5%を切る難関国家資格化させているのは選択式試験であって、択一式の合格基準点をクリアすることは基本を固めれば十分可能という紹介をしました。
ただし、択一式の絶対安全ライン49点を得点できる力があっても時間配分がうまくいかないとその力を発揮することができません

よく見受けられるのが、
前半の科目で時間を使いすぎる

後半の科目で時間がなくなって焦ってしまう

本来得点できるはずの後半科目の基本問題を取りこぼす、という状態です。

平成28年の得点データをみても、前回の記事でご紹介したとおり、後半科目になって急激に得点状況が悪くなっています。

したがって、適正な時間配分に基づき解き進めることで、時間集中力を全科目まんべんなく投下できるようにすることが、総得点49点とるためにも、基準点割れを回避するためにも重要です。

そこで今回は、適正な時間配分の3つのポイントをご紹介します。

【その1】択一式1科目にかける時間→理想は20分、最長25分

択一式の試験時間は以下の通り、3時間30分(210分)です。長い、、、

トータルで70問ですから1問当たり3分です。もちろん1問3分、1科目30分使っていては見直しできませんので、これを短縮する必要があります。(ただ、中には「きっちり1科目30分で解き切って、内容の見直しはしない」という進め方で合格する受験生の方もいらっしゃいます。その進め方で結果の出してきた方はそれでOKです。)

そこで択一式1科目にかける時間を考えると、理想は20分、最長で25分です。

次の通り20分前半ペースで進めると、午後3時台で最後に科目が終わり1時間の見直し時間を確保できます。午後3時台で最後の科目に突入できるので、集中力を温存した状態で焦らずに問題に取り組める効用があります。
一方で午後4時台で最後の科目に突入すると、スタミナもつきて、焦りで問題文が頭に入ってこないで取りこぼす原因になります。
もちろん、前半科目をスピードを上げて問いていくので、じっくり時間を掛けて解く時よりもミスは少し増えるかも知れません。しかし、それと引き換えに、後半科目における時間不足で生じるミスが大幅に減ります。結果、全体としてミスを減らすことができると思います。

1科目目 13:20~13:40
2科目目 13:40~14:00
3科目目 14:00~14:20
4科目目 14:20~14:40
5科目目 14:40~15:00
6科目目 15:00~15:20
7科目目 15:20~15:40
内容見直し 15:40~16:40
マーク見直し 16:40~16:50

このように時間配分を決めても、試験中どうしても目の前の問題が気になって、ついつい時間オーバーしてしまいそうになります。それが積み重なると後で確実に苦しくなります
そこで25分の制限時間がきたら強制的に次の科目に進むという制約を課しましょう。
解き残した問題は、見直し時間で確認すればいいのです。

あと、マークするタイミングについては、好みの問題もありますので、こちらの記事を参考に決めて下さい。

 

【その2】21問は間違えることができる

では、本来1科目30分かかるところを20分~25分に短縮するためにはどうすればよいでしょう。もちろん、試験前の勉強で地力をつけて解答スピードを上げることは大事で、その上での話しです。

難問、捨て問を見極めて華麗にスルー、することです。
49点とればラインに必ず乗ります。49点以下でも相対評価で基準点が引き下がれば、ラインにのります。
つまり、70点中21点はとれなくても良い、間違ってもよい、ということを忘れずに問題を解き進めましょう。

そのとれなくてよい21問の代表例が個数問題です。時間がかかった挙句、正解できないという地雷問題を自ら踏みにいく必要はありません。華麗にスルーしましょう。詳しくはこちらの記事で。
また、長文事例問題や、「なんか見たことがない」「なんか難しそうだ」という選択肢もスルー対象です。

また、問題の中でもABCDEの順で解く必要もなく問題文の短い肢から攻める見慣れた文章の肢から攻めるなどして、「これが絶対確実!」と正解肢を特定できたら次の問題に進みましょう。例えば、平成28年の労基の問2はその好例です。

なお、正解肢の特定は、「正しいものどれか」問題(全体の60%)と「誤っているものどれか」問題(全体の40%)では、どちらかというと「誤っているものどれか」問題の方がし易いです。正しいものを正しい、というのは難しいことがありますので。

一方で「多分これが正解だけど・・」という問題は根拠が弱いので、他の選択肢もチェックの上相対評価するのが無難です。

ついでに正誤判断の際に「誤り(×)」の根拠にしてはいけない3大理由も書いておきます。
【誤り(×)の根拠にしてはいけない3大理由】
①問題文に書いていないこと(この要件が足りないじゃないか、とか)
②知識として全く知らないこと(こんな括弧書きは知らないな、とか)
③知識として曖昧なところ(5日じゃなくて10日だったような、、とか)
逆にいえば、問題文に書いている知識として正確に記憶していることだけを、×の根拠として問題を解き進めましょう。

 

【その3】見直しランクの仕分けを行う

最後の見直しの時間もメリハリをつけて行いましょう。そのために、本試験の択一式一巡目の際は、後に行う「見直しの必要性」をランク分けして、問題文の左上当たりに印をマークしておくことをオススメします。

例えば次のようなランク分けです。

見直しランク

◎→絶対確実。見直し不要
△→2肢まで絞った。慎重に見直し。他の選択肢と相対評価
?→意味不明の問題。時間かけるだけムダ。見直し不要

上記のうち、◎が多い方がいいに決まっているのですが、択一式高得点層も案外◎印が少ない傾向があります。いわゆる「手応えがないけど得点できる」ふわふわ状態になるわけです。これは、択一式高得点層ほど細かい知識があるため、問題文の言葉足らずのところが目立ってしまい、より正解肢特定に慎重になるためです。
これはもう覚悟を持って下さい、というのにつきます。模試で50点以上取ってれば、確実に本試験の択一も突破できますから、覚悟を決めて◎印を打って下さいね。

さて、見直しの時間になったら、問題文の見直しランクをみて、◎は飛ばす△はじっくり検討?は例えば全部Aを塗っておけば、時間をかけて特定した場合と同じくらいの正解率になります(多分)。
なお、見直して解答を変えるのは「絶対の根拠がある場合」だけです。
なんとなくこっちのような気がする」曖昧な根拠とか「うわーっ!閃いちゃった。ここが×なんだっ!ここついてくるか〜!」という変な高揚感に包まている場合wは見当違いなことが多いので、解答を変えない方が良いです。

そして科目ごとにみた場合、△?が多い科目は基準点割れの恐れがあります。優先して見直しを行い、基準点割れを回避しましょう。

以上、択一式49点を取るための時間配分3つのポイントについてでした。

 

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