社会保険労務士試験受験生の皆さん、こんにちは。
各スクールの最終模試の結果がではじめて、その結果に一喜一憂してしまう時期になっています。
模擬試験の択一式で高得点を取っている方は、本試験の択一式も十分合格レベルにあると思います。残り1ヶ月と少し、択一式の力をキープしながら、選択式の勉強を進めていきましょう。
基本的な選択式対策としては次の3つになります。詳しくは別に機会にまとめます。
・目的条文対策
・労働統計対策
・白書対策
一方で、模擬試験の択一式で思うような得点を取ることができなかった場合です。
「今年の合格は難しいかも、、、」という不安な気持ちになるのは自然なことです。しかし、その結果に一憂する必要はありません。
「確かに模試は悪かった。だが自分は受かる」と信じましょう。
スクールの模試に惑わされず基本を固めた者が大逆転のドラマを造り出します。大逆転の人生ドラマを自分自身で生み出すのです。
さて、精神論になりすぎるのもアレなので、模試の結果に一憂しなくてもよい3つの理由をあげていきます。
なお、この記事はtwitterで反応が大きかったツイートを中心に構成しています。
①本試験は超カンタン問題と超難問がメリハリつけて出題される。スクールの模試は全70問難し目の問題ばかり出題される。
スクールの模試は、労基法の問1Aから国年法の問10Eまで、350選択肢やや難し目の問題になっています。あまりにも瞬殺できる肢を出すと手抜きと思われると恐れているのでしょうw
一方で、本試験の問題は、ちょっと拍子抜けするような超かんたんな問題が出題されます。
例えば「平成24年雇用保険法-代表取締役は雇用保険の被保険者になることはない」→○→正解肢という具合です。こういう基本的な問題を取りこぼさずに得点していけば得点は伸びます。
と同時に、本試験で出題される本当に難しい問題は、有名大学の教授や労働基準監督官を40年勤め上げた試験委員の先生方が繰り出す渾身の一問であり、それを模試で再現するのは不可能です。もちろん、そういう問題は、本番では華麗にスルーすればよいのです。
②本試験択一の引っ掛け問題は「一捻り」してくる。かたやスクールの模試は「三捻り」してくる。模試を基準にすると「深読みグセ」がつき、本試験で基本を落とす。
よくバラエティー番組でボケに対し見当違いなツッコみをいれて、周囲が「え~っ、突っ込むのそこかよ~」という場面があります。
スクールの模試でも、過去問の引掛け論点で正誤判断したのに、まったくノーマークのところが引っ掛けられて×という問題がよく見受けられます「え~っ、そこ引っ掛けてくる?」という問題です。
過去問と違う論点を出題して「本試験の難しさ」を表現しようとしているのかも知れませんが、受ける側にとっては「意地悪問題」でしかありません。
この意地悪問題に慣れすぎると、問題文のすべてが怪しく思えてくる深読みグセがついてしまします。例えば、問題文に書いてある「○○等」の「等」が×なのではないかと、疑心暗鬼に陥り、○を×に変えてしますのです。
「過去問で定番の引掛けパターンを覚えて問題文に当てはめる」というのが得点力アップの王道です。模試の意地悪問題に引きずられないように、復習の際も、意地悪問題はスルーしましょうね。
③「前回の模試をあんなに復習したのに今回の模試も得点がイマイチだった・・」その理由←模試の出題箇所は重複しないため。
基本的に模試というの、毎回同じ問題だとクレームを受けるのでw、前回の模試で出題しなかった部分を出題します。そのため、前回の模試の復習をしっかりやっても、重点的に復習したところは次の模試では出題されません。それで思うように点が伸びずがっくりということがあるのです。
ただ、これは受験生としては、出題範囲をより網羅できるということですので本来嬉しいことです。「本番前に苦手なところが見つかってよかった」=伸びしろということです。
模試の復習の成果は次の模試ではなく、本試験に現れると考えて復習を進めましょう。
まとめ
・本試験では超簡単問題が出題される
・模試の意地悪問題は華麗にスルー
・模試の復習の成果は本試験に反映される
以上、模試の結果に一憂しなくてもよい3つの理由でした。
ラスト2か月本気だせば行ける!と思って、勉強を前に進める方に勝利は訪れます!
