例年試験直後にその年の試験の試験委員が公表され、平成28年の委員も試験センターのサイトで公表されています。
試験委員は以前は公表されていなかったのですが、有志の方による開示請求が発端となって平成22年以降公表されるようになりました。
当時の資料によると試験委員は2年の任期制となっていますが、更新もあって(というか通常は更新される)試験委員が公表されて以来ずっと担当をされている先生も多くいらっしゃいます。公表時期は試験終了後で、公表されているのは分野ごとの担当割りで、労働科目はこの方々、社会保険科目はこの方々という具合になっています。
試験前に、かつ、科目ごとに公表してくれた方が受験生としてはありがたいのですが、科目ごとの公表にすると、特定の科目の問題に作問ミスがあった場合などに作問者が特定されてしまうなどのいろいろ大人の事情があってぼやかしているのではないでしょうか。
さて、本題に入りますと、平成29年 社会保険労務士試験は各科目担当はどの委員になるのか考察したいと思います。
今回は労働基準法です。
労働基準法の担当者は「あの東大教授」のご知人?
平成28年の試験から水町勇一郎先生に変わって着任された先生です。
以前と変更がなければ任期は2年ですから、柴田先生は今年の試験も担当されることになるでしょう。昨年の試験は初年度ということで、比較的基本に忠実な良質な問題を作成されていたように感じます。今年も是非そのスタンスでお願いしたいところです。
近書では有斐閣「事例演習労働法 第3版」を、水町先生との共著で出版されています。
内容は「事例からの論点抽出と,そのあてはめを強く意識した良問集。独習にも役立つよう出題の意図・考え方のみならず解説を全事例に示した。新しい問題を大幅に増やし,既存の問題も全面的に見直し,随所に入替え・改訂を行った。 」とのことです。
そのまま問題集なんですね。どこかのスクールの予想問題集よりも遥かに出題可能性が高そうですw
以上、労働基準法の試験委員の考察でした。