社会保険労務士試験合格を目指す皆様、こんにちは。
社会人の方が働きながら短期間&短時間で一発合格するための6つのポイントをシリーズでご紹介します。
困難なことのようですが、社労士試験の特性を踏まえた上で勉強を進めていけば、十分可能でなことです。
働きながら短期間間で一発合格するための6つのポイント
※緑色の項目は既に公開中です。次の記事内でご覧頂けます。
【選択と集中編】
①●択一式対策に特化
②●細かいところを捨てる勇気
③●苦手部分を重点的に
【記憶の省力化編】
④●横断学習(記憶の圧縮)で省力化
⑤●こまめなミニ復習で省力化
【勉強時間確保編】
⑥●スキマ時間を有効活用
今回は、【選択と集中編】③苦手部分を重点的に、です。
得意な項目と苦手な項目の仕分け
前回、働きながら短期間&短時間合格を狙うために細かいところを捨てる勇気、という記事を紹介しました。
100個の項目を中途半端に覚えるより、同じ時間をかけて60個の基本的な項目を完璧に覚えたほうが得点力は上がるというお話です。
この基本的な項目についても、2つに分類することができます。
得意な項目と苦手な項目です。
得意な項目とは、1回講義を聴いただけで頭にスッと入ってくるとか、何度解いてもほぼ間違えることがない問題の項目です。つまり、相性がよい項目です。
一方で、苦手な項目とは、間違えることがよくある、あるいは、何度も間違えてしまう問題の項目です。つまり、相性がよくない項目です。
短期間&短時間合格を狙う上では、同じ基本的な項目であっても、得意な項目と苦手な項目を仕分けして勉強を進めることが必要です。
それは項目によって勉強の優先順位が異なるからです。
項目ごとの勉強の優先順位
大事なところかどうか、得意なところかどうかの面から、試験内容の項目は次の通り4つに分類することができます。
この分類の中での勉強の優先順位(勉強時間のかけどころ)を示すと次の通りです。
【第1位】大事なところ × 苦手な項目
最大の伸びしろで、勉強時間はここに集中させましょう。できなかった項目ができるようになることで得点はぐんぐんと伸びていきます。
勉強の初期段階からよく間違える問題や項目には何か目印をつけておいて、後々そこが苦手な項目であったことが分かるようにしておきましょう。
その苦手な項目は、頻繁に繰り返し復習することが大切です。1日の中で「苦手な項目を復習する時間帯」を予め決めておいて毎日やることが効果的です。
苦手な項目を学習するときは、「なぜ間違えるのか」→「どう考えれば間違えないのか」という原因分析と対策を考え、テキストや問題集に書き込んでおきましょう。
そして、本試験2ヶ月前からは、選りすぐりwの苦手項目をまとめた「間違いまとめ」的なものを作ります。ルーズリーフでも単語帳でもいいですが、枚数を多くしすぎないことがポイントです。
それを本試験日前日まで繰り返し勉強する中で、苦手意識がなくなったものから削除していって、本試験前日に苦手項目がすべてなくなっているという状態で試験に臨めば、自ずと好結果が訪れるでしょう。
【第2位】大事なところ × 得意な項目
あまり間違えないのは相性がよい項目です。ただ、大事なところではあるのですが、すでにほぼ定着している内容ですから、この項目に勉強時間を使いすぎても、伸びしろがあまりないので時間がもったいないです。
例えば、健康保険法がものすごく得意でいつでも10点中10点満点をとれる力がある方が健康保険法を勉強してもそれ以上は点数は伸びないということです。
この項目は、忘れない程度にたまにメンテナンスをする程度でOKです。「少しでも触れてないと忘れてしまうかも」という不安はわかりますが、そこは相性の良さを信じていきましょう。具体的なメンテ方法は、該当項目をテキストでパラ読みするとか、問題と解答を一緒に見て確認するとかです。
【第3位】細かいところ × 得意な項目
出題可能性も低いですが、自然と頭に残っている内容です。ガチガチに固める必要も無理に切り捨てる必要もありません。自然のままに頭に残しておきましょう。試験で出題されて得点できたらラッキーです。
【第4位】細かいところ × よく間違える項目
出題可能性も低いです。かつ苦手な項目で習得に労力を要します。1秒でも勉強時間を割くのはムダです。華麗にスルーしましょう。
以上、【選択と集中編】③苦手部分を重点的に、でした。
次回は【記憶の省力化編】④●横断学習(記憶の圧縮)で省力化、をご紹介します。