社会保険労務士試験の受験生の皆さん、こんにちは。
社労士試験 平成28年(2016年)の合格発表が11月11日(金)があり、試験の概況が次の通り公表されています
●合格者数→1,770名
●合格率→受験者39,972人で4.4%
●択一合格基準点&救済科目→42点以上(常識、厚年、国年は3点以上)
●選択合格基準点&救済科目→23点以上(労一、健保は2点以上)
合格者数、合格率をみても非常に厳しい試験であったといえるでしょう。
この記事は平成28年(2016年)社労士試験の各スクールの合格ライン予想の最終総まとめです。
社労士試験の合格発表をいち早く確認する方法【みんな見てる!】
まずは、TACの予想からです。
【TAC】合格ライン予想
・総得点→24~26点前後
・科目別基準点→労一の救済可能性あり(五分五分)。雇用は可能性低い
・総得点→44~45点
・科目別基準点→国年は救済可能性低い
・言及なし
選択式はTACの予想としては労一が救済の最有力候補ですが、五分五分という表現にとどまっています。労一に次いで雇用となっていますが労一に比べ低いとなっています。他の科目についての言及はないようです。
択一式はTACデータは平均点は昨年に比べ-2.0点となっており、TACの予想としては45点~44点が軸ということです。
次に大原予想です。
【大原】合格ライン予想
・総得点→言及なし
・科目別基準点→労一の救済可能性が高い。雇用、健保、厚年、社一は可能性あり
・総得点→45点(44点の可能性も)
・科目別基準点→言及なし
・5%程度
選択式では、補正の可能性が高い科目として労一を挙げています。他、可能性のある科目として、雇用、社一、健保、厚年を挙げています。
択一式は、昨年同様45点、変動するとしたら44点ということです。昨年より平均点が低下しており、低下の原因は「個数問題の増加」を挙げています。
合格率は、45点、選択労一の救済がはいって5%程度と言及しています。
次にユーキャンです。
【ユーキャン】合格ライン予想
・総得点→25点前後
・科目別基準点→労一の救済可能性が高い
・総得点→45点前後
・科目別基準点→補正なし
・4%~5%程度
選択式は労一は「2点以下が70%以上」と明記されていて、論調も労一救済あるに決まってる的なものになっています。あと、無勉層よりのユーキャンデータ的には雇用より健保の方が点が悪かったのがポイントです。
択一は「近年は46点、45点で推移」等を考慮して45点という表現になっています。TACも大原も平均点を下げていますのでユーキャンも下がったのでしょうが、前年度と大きな差はなかったとすると、45点は妥当なラインです。
合格率は、4~5%程度と言及しています。
ここまで各スクールの個別の予想です。
スクールの予想を平均すると次のような感じです。
【スクール予想】平均
・総得点→25点前後
・科目別基準点→労一の救済可能性が高い
・総得点→45点(44点の可能性も)
・科目別基準点→補正なし
・5%程度
昨年の2.6%を受けて各スクールとも慎重な予想といえるでしょう。
選択式は、総得点は25点前後、救済候補筆頭はそろって労一を挙げています。他の科目はあまり取り上げられておりません。
択一式は昨年の45点をベースに、上がることはなく、下がる可能性はあるという論調です。
最後に、僭越ながら管理人のライン予想でこのシリーズを締めたいと思います。
【管理人】合格ライン予想
・総得点→25点
・科目別基準点→労一、健保、厚年は可能性高い。雇用は可能性あり
【択一式】
・総得点→44点
・科目別基準点→国年は可能性高い
【合格率】
・5%
選択式、択一式の総得点は昨年の平均点との差から予想しました。
選択式の救済科目の可能性は、ユーキャンデータから労一>健保>厚年>雇用の順番だと予想します。
労一、健保は、テイエムオペラオー&メイショウドトウ並に堅いと思いますが、厚年と雇用は1点以下30%以上のまさにボーダーライン上にあると思います。
追加補正の仕組みがあれば確実に救済といえそうなのですが、原則基準を機械的に適用するとなった場合は、1~2%差の争いになりそうです。
受験生の方にとってできるだけ納得感がある合格基準が設定されることを願っております。
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